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ABLの活用場面 |
様々な企業がABLを利用していますが、以下のような特徴がある企業は、よりABLを利用するメリットがあると考えられています。
1.在庫や売掛金等の流動資産を多く保有しており、資金調達ニーズが大きい企業
→成長資金を必要としており、担保として評価され得る資産の規模が大きいため
2.機械設備などの保有規模が大きい場合
→高価で耐用年数が長い機械設備、償却が済んだ機械などの簿外資産を保有する場合
3.業績が一時的に悪化した場合
→通常の資金調達が困難となる場合
上記以外でも、農産物から機械まで、幅広い資産が担保として活用されていますから、健全な経営を行い、担保に適する資産を持つ企業であれば、基本的にABLの対象になり得ます。
また、ABLの担保として活用しやすい動産として、以下のものがあります。 |
①自動車 |
自動車は、オークション等のセカンダリー・マーケットがあり、価格の公正さと透明性が非常に高い商品であり、評価・処分の観点からはABLに活用しやすい。なお、車両登録を行っている自動車は、自動車抵当法にもとづく抵当権設定や所有権をオートリース会社等に管理してもらうこと等の手当てが必要となる。 |
②鉄・非鉄・貴金属地金 |
具体的には、コイル状の薄板(自動車用の薄板)、厚板(造船用)、再生アルミ、銅、金、銀、白金等のインゴットなどがあげられる。これらは、商品取引所に上場しているものや市況があるもの等、価格の透明性が高い。また、鉄、非鉄等は重量もあり安易な盗難等の懸念は少ないが、貴金属等かなり高価なものになると盗難等への対応が重要となる。 |
③天然素材 |
具体例としては、羊毛、繭、羽毛などの原材料。商流の上流に位置する品物は押しなべて処分がしやすく、かつ、保管状況がよければある程度の期間は品質劣化が少ない。 |
④ブランド品 |
ブランド品の時計、バッグ、アパレルなどについても、ディスカウントショップなどの販売力を背景にして、ある程度のセカンダリー市場が成り立っている。 |
⑤冷凍水産物 |
具体的には、マグロ、冷凍の海老、辛子明太子の原料となるスケコ、すり身の原料など。これは卸売市場等もあるため市場性が高い。また、冷凍倉庫(マグロなどは極低温下での保管が必要)などで保管するため、盗難等の危険性は低いものの、温度管理等保管状況が重要となる。 |
⑥穀類 |
商品取引所で取引されているものもあり、マーケットでの流通性が高い。 |
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【経済産業省ABL研究会「動産・債権等の活用による資金調達手段(テキスト一般編)」より抜粋】 |
ABLの手続の流れ |
①借入を希望する企業は、自社の売掛金と在庫を銀行への担保提供を決定 |
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②銀行は売掛金と在庫の担保を評価し、融資枠を決定する |
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③企業は与えられた枠内での融資を受けることが可能になる |
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④企業は定期的に売掛金や在庫の残高などを銀行に報告 |
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⑤銀行は企業からの報告を基に評価替えを行い、担保金額が減少するときは融資枠を調整 |
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